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 転勤族だった私は、何処に立っても山と川の望める風光明媚な町(金沢)での暮らしの中で、新聞の投稿が始まりました。徒然は私の宝物です。花の画像は庭の花です。
by violasan
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心を捉える風景

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6日間の金沢滞在だった。
一人暮らしの娘の引越しのためだったが、私自身が金沢で暮らしている錯覚に陥った。
金沢を離れて4年ほどになる。何度も経験した引越し。新しい町に移り住んで一年も経てば、以前の町の事など思い出の一ページを飾るくらいだ。
金沢にこれほど思い馳せるのは何故だろう。金沢で暮らした八年という長さばかりでないように思う。
娘の新居の近くに犀川が流れている。
川上の山から川下の海までの距離は、歩けそうなほどだ。そんな風景が一目瞭然に広がる。この風景が私の心を捉える。
近年は雪の量も減り冬の間もそんなに閉ざされはしない。金沢の暮らしが始まった頃は雪も多くどっしりと屋根を覆い尽くした。長い北陸の冬があけ新芽が芽吹き、やがて桜が咲き、短い夏を終え、また、ぶりおこしの季節へと移り行く一年を重ねるごとに、金沢に魅せられていく自分がいたような気がする。
桜が咲き心地良い季節は短いからこそ、季節の移り変わりを大切にした。以前暮らしていた町での暮らしも犀川の存在は大きい。犀川の風景は四季の移ろいを感じ文章に残すことを教えてくれた。

by violasan | 2005-09-09 22:34 | 金沢
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