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和菓子のお届もの
2003年10月20日の日記
お友達から季節の和菓子とお抹茶のお届けものがあった。 和菓子の御題は、きっと、秋!もみじと柿の形をした、上品なおまんじゅう お抹茶なんて何年ぶりかしら! このところ、そんな心の余裕がなかったからお薄をいただこうなんて思いもしなかった。 一応お茶の心得を学び旅箪笥に納まったお抹茶道具一式がある。はず! 今の家に引越した時何処かにしまったはずだけれど覚えがない。 それでも、お抹茶茶碗と茶筅と棗は水屋にあった。 お作法は、頂き方さえもうろ覚え。 茶杓がみつからない。ああどうしよう~。 困ってる間もなく、娘はティースプーンでお茶をお茶碗に・・・。 少し、少ない量のような気がしたけれど、 まあ、いいか! シャカシャカと快い音がした。 ちょっと、お味見。やはり少し薄かった。 でも、とても、喉越がよい。 今回は略手前どころか、娘は何も知らない。 略略手前だ。 二筅目、今度は細かい泡立ちが、お抹茶らしくなった。 お抹茶茶碗は織部と志野焼きの二つを選んだ。 高価なお抹茶茶碗ではないけれど、嫁入り道具に入れてきたもの。 なかなかお茶を点てることのない我が家の生活の中では、小どんぶり茶碗の代わりにしている。 もったいない気もするけれど、納戸に終い忘れてしまうよりは益しだと・・・・ 略略手前になってしまったけれど、お抹茶茶碗として使われて織部と志野は喜んでいることだろう。 もちろん、もみじと柿のおまじゅうは、甘さがほんのりと、お口の中に広がっておいしゅうございました。 お抹茶には、忘れもしない思い出がある。 婚礼道具を新居(といっても、社宅)に運び入れる真っ最中に姑が紅い毛氈を敷き茶席を設け、お点前を始めた。 私は、初めての引越しのようなもので、緊張度大! そんなときに、ゆったりとお抹茶などいただけるはずがない。 あれは、名古屋式の婚礼道具納めだったのだろうか~? 県外の社宅なのに、両家の両親、お仲人さんもお揃いだった。 断る術もなく、引越しの荷物の中でのお茶会となった。
by violasan
| 2005-02-18 15:47
| 徒然
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